こんにちは、てんぱぱです。
マイホームの間取りを考えていると、いろいろ悩むところが出てきます。
そのひとつが「どんなふうに来客に対応した間取りにするか?」ということではないでしょうか。
たとえば、建売住宅の広告でも「ここに部屋があると、来客の際に便利!」といったフレーズを見かけることがあります。
来客に配慮した間取りに対して、一定のニーズがあるということなのでしょう。
その一方、先日Twitterでこんな投稿をしたところ、いくつか共感のコメントをいただきました。
ここでひとつ疑問があります。
間取り検討の際、なぜか来客動線を考えがちですが、本当に『来客に配慮した間取り』は必要なのでしょうか?
「やっぱり来客のことも考えた間取りにするべき?」
「来客のとき便利と言われたけど、この部屋って本当に必要なの?」
「考えることが多すぎて間取りに悩む…」
この疑問に対する答えのひとつとして、今回の記事では“来客への配慮ゼロ“で考えた、我が家の間取りについてお話しします。
来客に配慮した間取りとは?
そもそも“来客に配慮した間取り”とは、いったいどんなものなのでしょうか。
以下に例を挙げます。
- 【2WAY玄関】通り抜けできるシューズクロークを採用して、来客と家族で玄関を別にした間取り。
- 【玄関から直接出入りできる客間】玄関からLDK等を通らず、客間にアクセスできる間取り。
- 【来客がLDKを通らない動線】来客がLDKを通ることなく、玄関から客間やトイレに行き来できる間取り。
- 【来客から目に入りにくい位置にあるキッチン】来客の導線から目に入りにくい位置にキッチンがある間取り。
- 【来客用布団の収納スペース】客間などに、来客が泊まる際に使用する布団の収納スペースを確保した間取り。
ざっと思い浮かぶもので、こんなところでしょうか。
ちなみに、これらの“来客に配慮した間取り”ですが、我が家ではひとつも採用していません。
そして、その判断は正解だったと感じています。
その理由についてお話しします。
我が家の間取りについての考え方
我が家が“来客に配慮した間取り”を採用しなかった理由は、家族の暮らしやすさを最優先にしたためです。
マイホームでいちばん長く過ごすのは、家族です。
ですので、家族が暮らしやすいことを最優先にするのは、当然のことだと考えています。
そう考えると、面積にも限りがある我が家の場合、来客に配慮した間取りは優先度が下がり、結果として不採用となりました。
(容積率・建蔽率から、我が家はMAX30坪ちょっとの大きさです。)
…とはいえ、もし大きな家が建てられたとしても、以下のような理由から、来客に配慮した間取りは採用しなかったように思います。
夫婦とも来客が少ない
言い換えると、夫婦とも友達が少ないということです…(笑)
我が家に来客があるとしたら、お互いの両親や気心の知れた友人くらいです。
月に1回あるかないかという頻度です。
(そのような来客より、入居宅訪問のほうが多いかもしれません…。)
頻度が少ないため、来客に配慮した間取りに対する優先度を下げました。
家族にとって良い間取り=来客にとっても良い間取り
我が家の間取りは、家族にとって暮らし心地の良いものです。
また、それほど癖の強い(?)間取りでもありません。
そうであれば、来客にとってもそれなりに過ごしやすい間取りであると考えています。
予算
とても現実的な理由です。
どんなハウスメーカー や工務店でも同じだと思いますが、家が大きくなるにつれて費用も上がります。
我が家はファイナンシャルプランナーさんと相談のうえ、予算の上限を決めていたため、それをオーバーすることは考えられませんでした。
我が家の間取り
こちらが、我が家の間取りです。
1・2F合わせて延床面積30坪ちょっとの3LDKです。
まず、玄関は2WAYではありません。
そして、玄関ホールから中に入ると、いきなりキッチンが目に入ります。
1Fは『LDK・玄関・水回り』のみで、客間は設けていません。
…といったように、見事なまでに“来客に配慮しない間取り”となっています。
これがもし、来客に配慮した間取りにしていたなら…?
以下に挙げたような、我が家が希望した間取りは実現できなかったかもしれません。
- 大きな吹き抜け
- リビング階段(オープンステア)
- アイランドキッチン
- キッチンとダイニング横並び
- LDKの収納の充実
- 洗面所と脱衣所が独立
- 2Fにウォークインクローゼット
めったにない来客のことは考慮せずに、日頃暮らす家族の希望を優先したことは、今振り返っても良い判断だったと実感しています。
まとめ
間取りを考えるうえで『誰にとって暮らしやすい家にしたいのか?』という視点が大事だと思います。
この視点で考えた結果、我が家は“来客に配慮した間取り”の優先度を下げるという判断をしました。
マイホームの間取りに迷ったときに立ち返るひとつの考え方として、参考になれば嬉しいです。
皆様の素敵な家づくりのために、このブログがお役に立てれば幸いです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。