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ハウスメーカー や工務店を比較・検討する際、皆様はどんなところに注目するでしょうか?
間取り、デザイン、立地、価格、性能、設備…。
いろいろな観点がありますが、アフターサービスに注目することは少ないのではないかと思います。
こんにちは、てんぱぱです。
…ですが、家は建てれば終わりではなく、メンテナンスや不具合対応といった“暮らし始めてからのアフターサービス”も大事なポイントになります。
そこで今回は、一条工務店のアフターサービスのひとつである、2年訪問(2年点検)についてお話しします。
一条工務店のアフターサービスってどうなの?
2年訪問(2年点検)って何するの?
こんな疑問を解決するヒントになる内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
ちなみに、結論から先にお伝えすると、我が家は一条工務店の2年訪問やアフターサービスの対応に満足しています。
一条工務店の2年訪問(2年点検)とは?
我が家は2019年の秋に引き渡しを受けました。
そして、つい先日の2021年の秋に2年訪問の日を迎えました。
2年訪問とは、引き渡しから約2年後に営業担当者が自宅に訪問してくれて、直してほしいところや気になるところをお伝えする機会です。
あくまで“点検”ではなく“訪問”です。
修繕や交換が必要な箇所については、営業担当者から関係者(現場監督や業者など)に連絡してくれますが、実際の作業は後日となります。
ちなみに、公式Webサイトのアフターサービスのページでも、2年点検というフレーズはありません。(定期点検として記載されているのは『10年目』『15年目』『20年目』の3回です。)
2年訪問についてのブログ等を拝見すると『気になるところはすべて伝えるべき!』という内容が多いですね。(2年訪問以降は有償対応になるケースが多くなることが理由だと思います。)
もちろん、すべて対応いただけるわけではありませんが、2年訪問以降は営業担当者とお会いする機会も減るかと思いますので、気掛かりなことはしっかり伝えておくことをおすすめします。
2年訪問での依頼内容と対応結果(写真あり)
それでは、我が家が2年訪問の際に依頼した内容と対応の結果について、写真も交えながらお伝えします。
全部で8点、対応を依頼しました。
なお、写真の撮り方が下手なのはご了承ください…。赤い丸で囲んでいるのが、実際に補修作業された箇所です。
1.【1F】ブラケットライト
1Fのリビングにある、ブラケットライトの部品が外れてなくなっていました。
部品の手配をしていただき、取り付けてもらって対応完了です。
2.【1・2F】クロス(浮き・はがれ・コーキングの割れ)
2年訪問で対応を依頼する定番(?)です。
木造住宅の場合、新築からしばらくの期間は木材の収縮により、どうしてもクロスの浮きやコーキングの割れ等が発生してしまいます。
写真は一部ですが、そのような箇所をいっせいに補修していただきました。
我が家の営業担当者にお聞きしたところ、一条工務店では2年訪問のタイミングでいっせいに補修することを推奨しているとのこと。
引き渡しから2年経過すれば、木材の収縮も落ち着くことが理由のようです。
3.【2F】クローゼットの扉
2Fの子供部屋のクローゼット扉の調整をしていただきました。
扉を閉めると奥に入り込んでしまっていたのが解消されています。
これについては、2年訪問の際に営業担当者がすぐ対応してくれました。
ちなみに、扉の裏に調節金具があり、ドライバーで簡単に調節可能なようです。
今あらためて見ると前に出すぎているようなので、自分で調整してみます。
4.【2F】ブックシェルフのレール
同じく、2Fの子供部屋です。
写真では分かりにくいですが、ブックシェルフのレールがやや食い込んで、一部下地の木材が見えていました。
動作自体に問題はなかったため、下地の木材をパテと塗料で埋めていただき、対応完了です。
5.【屋外】枡の変色
建物南側にある枡が2つ変色していたたため、新しいものに交換していただきました。
6.【屋外】エコキュートの配管
エコキュートの配管が基礎を通っているのですが、その隙間が気になったため埋めていただきました。
7.【屋外】ハイドロテクトタイル(汚れ)
建物正面のハイドロテクトタイルに茶色の汚れが付着していました。
汚れを取り除いてもらい、対応完了です。
8.【屋外】ハイドロテクトタイル(ひび)
玄関付近のハイドロテクトタイルにひび割れが見つかったため、新たなものに交換していただきました。
2年訪問を振り返って
2年訪問にお越しいただいてから、約1ヶ月半後にすべての対応が完了しました。
この1ヶ月半という期間中ずっと作業をしていたわけではなく、実際に作業が行われたのはそのうち3日程度です。
また、それぞれの作業自体は1時間程度で終了しています。
部材の手配や職人さんの予定調整の関係上、すべての対応完了まで1ヶ月半必要となりました。
我が家の場合、2年訪問にお越しいただく前に、気になる箇所を写真撮影して営業担当者に送付しました。
事前に写真撮影して営業担当者に共有しておくことで、以下のようなメリットがありました。
- 自分たちで事前に一通りチェックを行うことができる。(気になる箇所を洗い出して、抜け漏れを減らすことができる。)
- 2年訪問の当日、話がスムーズに進む。(当日に気になる箇所を探す時間が不要になる。)
- 対応前後を見比べることができる。(きっちり補修されているかどうかの確認ができる。)
送付した写真については、営業担当者から現場監督に情報共有されて、可能な範囲で事前に部材の手配や職人さんの予定調整をしていただいたようです。
振り返ると、全体的に2年訪問および補修対応等がスムーズに進んだ印象です。
しかし、妻が育児休暇中であり、作業は基本的に平日で依頼していましたが、それでもすべての対応完了までに1ヶ月半程度必要となりました。
2年訪問で気になる箇所をお伝えしてから、現場監督から早い段階で連絡があり、作業日の調整等を進めることができました。
そのため、すべての対応完了までに約1ヶ月半が必要だったとはいえ、一条工務店の対応が遅いという印象はありません。
むしろすぐに連絡いただいたことで、対応が早いと感じました。
以上が我が家の2年訪問の振り返りです。
ここからは余談です。
かれこれ2年間で30回以上の入居宅訪問を受け入れているため、営業担当者とは定期的に顔を合わせています。
とはいえ、2年訪問はひとつの区切りだと思ったので、日頃の感謝も込めてちょっとしたお菓子をプレゼントしました。
その一方、現場監督とは久し振りにお会いしました。
ちょうどお子さまが産まれたとお聞きしていたので、こちらもちょっとしたプレゼントをお渡ししました。
わざわざプレゼントを用意する必要もないかなと思いましたが、今後もまだまだお世話になる場面があるはずなので、節目のタイミングで感謝の気持ちをお伝えしておきたいと考えました。
2年訪問終了後の不具合対応について
当然のことながら、2年訪問が終わったからといって、不具合が発生しなくなるわけではありません。
我が家でも2年訪問の終了後、以下2ヶ所で不具合が発生しました。
実際の不具合内容と一条工務店の対応についてお話しします。
【2年訪問終了後に発生した不具合①:1F トイレのドア】
1Fトイレのドア(引き戸)のソフトクローズ機能が効かなくなる不具合です。
ふと気付くと、引き戸を閉める際に閉まりきらず微妙に隙間が空いてしまうようになっていました。
また、写真①の赤丸で囲んだところに太めの針金のようなものが飛び出ているのを発見しました。
一条工務店のアプリから連絡して、数日後にはアフターサービス担当者から電話がありました。
後日、実際に家まで来ていただき、ドアの調整と針金の除去の作業を実施。
なお、費用は無料でした。
【2年訪問終了後に発生した不具合②:2F 子供部屋のドア】
またしてもドアのソフトクローズ機能が効かなくなる不具合でした。
写真②の赤丸の箇所をご覧いただくと、ドア側に設置された出っ張りがあるのが分かります。
この出っ張りがドア枠の受け口に引っ掛かることでソフトクローズ機能が働きます。
しかし、上手くドアの出っ張りとドア枠の受け口とが噛み合わなくなりました。
たまたま入居宅訪問があったため、営業担当者に相談。(我が家の営業担当者と同じ展示場に勤務する別の営業担当者。)
ドアの高さ調整をすることで解消されるかもしれないとのことで、実際に調整してみると解消されました。
その数日後、我が家の営業担当者から連絡がありました。
業者を手配すると費用が発生してしまうと言われましたが、ひとまず不具合は解消されたため様子を見るとお伝えして、この件は完了しています。
まとめ
一条工務店の2年訪問は、ひとつの区切りとなるタイミングです。
入居宅訪問の受け入れをしていなければ、その後営業担当者と顔を合わせる機会も減るかと思います。
また、2年訪問以降は不具合対応等が有償となるケースが多くなると推測されます。
この機会に、気になる箇所についてはしっかりお伝えしておきましょう。
2年訪問終了後に発生した不具合については、無償のケースと有償のケースのどちらもあるようです。
しっかり対応いただけることに変わりないので、不具合の際には、まずは何らかの形で一条工務店に連絡することをおすすめします。
皆様の素敵な家づくりのために、このブログがお役に立てれば幸いです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。